医療法人社団 明芳会 横浜新都市脳神経外科病院

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脳卒中の病気について

脳卒中とは、「脳梗塞」、「脳出血」、「くも膜下出血」のことです。脳卒中は、がん、心臓病に次いで日本における死因の第3位であり、年間約13万人の方が亡くなっています。また、寝たきりになる原因の3割近くを占めており、これは第1位と言われております。(平成13年国民生活基礎調査)
脳卒中の患者数は現在約150万人ですが、毎年25万人以上が新たに発症しており、高齢者の増加や生活習慣病の増加により、10年後には220万人を超すと予想されています。

脳梗塞

発症して1~2週間(急性期)は、点滴の治療を行います。点滴は血液をサラサラにするもの(抗血小板薬、抗凝固薬)や脳保護剤を使用します。また運動障害や言語障害に対して早期にリハビリテーションを行います。1ヶ月後頃(慢性期)に、大きな血管が閉塞あるいは狭窄してる場合には、「頸動脈内膜切除術(CEA)」「ステント留置術」「バイパス手術」などの手術(外科的療法)を行うこともあります。

どんな症状が出るの?

脳梗塞は突然発症しますが、前兆・前触れとして症状が現れることがあります。この脳梗塞の前兆・前触れの症状のことを「一過性脳虚血発作(TIA)」といいます。一時的に血栓が脳の血管に詰まることで起こり、症状は多くの場合は数分(2分~15分)、長くても 1日ぐらいに消えてしまいます。これは、詰まっていた血栓が溶けることで、血流が回復するからです。

脳梗塞の典型的な症状には、意識障害、片麻痺、片側の手足や顔面の感覚障害、言語障害、失語症などがあります。ほかにも健忘症、同名性半盲(両眼とも視野の半分だけが見えなくなる状態)、複視(物が二重に見える)、ふらつき、嚥下障害などだけのこともあります。これらの症状が出たらすぐに病院へ受診しましょう。

どんな治療があるの?

発症して1~2週間(急性期)は、点滴の治療を行います。点滴は血液をサラサラにするもの(抗血小板薬、抗凝固薬)や脳保護剤を使用します。また運動障害や言語障害に対して早期にリハビリテーションを行います。1ヶ月後頃(慢性期)に、大きな血管が閉塞あるいは狭窄してる場合には、「頸動脈内膜切除術(CEA)」「ステント留置術」「バイパス手術」などの手術(外科的療法)を行うこともあります。

脳出血

「脳出血」とは、何らかの原因で脳の中の細かい血管が破れて出血する病気です。そのために意識障害、運動麻痺、感覚障害などの症状が現れます。血腫が大きくなると脳浮腫によって頭蓋内圧が高くなって脳ヘルニアを起こし、重い場合は脳幹部が圧迫されて死に至る可能性もあります。

どんな症状が出るの?

一般的には頭痛、嘔吐、意識障害、片麻痺が多くの患者様にみられます。出血部位および血腫の大きさにより症状は違います。慢性期になっても何らかの後遺症を示す患者様も多くみられます。

どんな治療があるの?

止血剤や脳の腫れを抑える薬剤(抗脳浮腫薬)の点滴治療を行います。また血圧が高いと出血が拡大する恐れがあるので降圧剤も使用します。出血が大きい場合や症状が強い場合には手術を行うこともあります。高血圧症が原因となることが多いですので、再発の防止のために高血圧症の治療を十分に行います。まれに出血の原因として脳血管に異常がある場合や脳腫瘍などがあり、この場合にはこれら原疾患に対する治療も必要です。

くも膜下出血

「くも膜下出血」とは、 脳は外側から硬膜、クモ膜、軟膜の3枚の膜でおおわれています。クモ膜の下(内側)には脳脊髄液という液体があり、この部分に出血するのが「くも膜下出血」です。ほとんどの場合、脳動脈瘤の破裂が原因でおこります。この脳動脈瘤の再破裂により状態が悪化し、場合によっては死亡したり、重い後遺症を残します。再破裂を防止するために、原則的には早急に手術を行う必要があります。

どんな症状が出るの?

頭全体、時に前頭部、後頭部などに頭痛が起こります。同時に吐き気、嘔吐、頸の後ろ(うなじ)が凝こる、などのいわゆる髄膜刺激症状が起きます。
頭痛の第1の特徴は、突然起こり、それが続くことです。突然とは、○時○分○秒にとか、部屋を出て3歩歩いたら頭痛が起きたというほど突然に起こります。第2の特徴は、今まで経験したことのないほど強い頭痛であることです。しかし、はじめに軽い頭痛が前駆症状として突然起こり、少したってから強い頭痛が起こることもあります。出血の量が多い時には、すぐに意識がなくなります。とくに重症の場合には病院にたどり着く前に亡くなる人もいます。

どんな治療があるの?

破裂した脳動脈瘤によるくも膜下出血の場合は、再破裂予防のため、可能であれば手術を行います。通常は動脈瘤に対して、頭を開いて行う「開頭クリッピング手術」(図1)をします。最近では血管内手術といい。血管のなかへ細いカテーテルを挿入し、コイルを入れて動脈瘤の内側に詰める「血管内コイル塞栓術」(図2)を行うこともあります。
どちらの方法をとるかは、患者様の年齢、動脈瘤の部位、大きさ、形、合併症などによって決まります。病状があまりにも重症の場合は、手術ができないこともあります。

院長 森本将史が紹介されました。
脳血管内治療の詳しい説明をしています。

脳卒中の予防・早期発見に定期的な脳ドック受診をおすすめします。