医療法人社団 明芳会 横浜新都市脳神経外科病院

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採用情報 後期臨床研修医

採用情報 後期臨床研修医
採用情報 後期臨床研修医

Training age 自身の研修医時代について

私の医師生活の中でも、もっとも印象深く、かつ自分の医師としての根幹を形成出来た時代でした。半年の麻酔科研修から脳外科に戻ったときは、研修医2人で病棟50床。担当患者は常に20人以上、毎日病棟の奥の部屋に寝泊まりし、平均睡眠時間は4時間くらいだったと思います。毎週末金曜の夜に同僚と近くの居酒屋に行くことだけが息抜きみたいな生活でしたが(笑)、その当時にオーベンであった宮本先生(現京大脳神経外科教授)から叩きこまれた「ベッドサイドを大切にする気持ち」は今でも変わりません。「知識も技術もない自分が患者さんに提供できるのは時間だけだ」という気持ちでいましたし、どんなに過酷な状況でもあの研修医時代を思い出すとたいしたことない、と思えるくらい、自分にとっては精神的支柱を形成できた一年だったと思います。

Policy 医療、医療人としてのポリシー

患者さんに「満足」と「安心」を与えられる医師になりたい、ということです。高度な「技術」と「知識」を習得し、安全に施行できる手術領域を広げていくための研鑽をしていくことは外科医として当然ですが、それに加えて、患者さんや家族との接し方において社会人としての常識とマナーを身につけていくことや、一緒に仕事をしているスタッフが元気に前向きに働けるよう周囲に良い影響を与えられる人間にもなっていきたい。とにかく患者さんに対して「満足」と「安心」を感じてもらえるよう、何歳になっても「日々是勉強」で、謙虚かつ前向きな気持ちを忘れず、プロとして進化し続け、質の高い医療を提供できる組織を創っていきたい、と思っています。

Advice 指導医(先輩)としてのアドバイス

患者さんからもスタッフからも慕われる医師になるためには、経験に裏打ちされた高い技量と知識を身に着けることが大切なことは当然ですが、それよりも大事なことは、医療人として社会人として、謙虚に、前向きに、成長していこうとする向上心を持ち続けることだと思います。私は新しく当院で働いてくれる医師に対して次の3つをお願いしています。?パラメデイカルを大切にし、チーム医療の中心となること、?どんな状況下でもネガテイブな言動をしないこと、?年齢、地位に関係なく、強い成長意欲を持ち続けること。

医師は病院という職場において、発言力、サラリー、数々の決定権、をはじめ、色々な面で特権を与えられていますが、裏を返せば、それだけの責任を背負っている、ということです。適切で安全な質の高い医療を提供できるようになる、ことに加えて、患者さんやその家族を勇気づけ、一緒に働くスタッフの見本となって組織のモチベーションを高める、といった人間力の向上に対しても高い意識をもって尽力してほしいと思います。これは今の自分自身に対しても言えることだと思っています。

Program 当科専門研修プログラムPRポイント

脳卒中症例に関しては、現在横浜北部地域で多くの症例が集まってきており、初期目標として、症例数、学会活動ともに神奈川一のactivityかつ全国レベルで通用する脳外科専門病院を目指しています。血管内治療医3人が常勤で在籍し、そのうち一人は今年血管内指導医になる予定であり、直達手術と血管内手術を症例に応じて選択しながら治療しています。教育についても、直達と血管内の両方に対応できる術者を育てる教育方針で行っています。施設も昨秋に手術室が改築され(3室に増加)、SCUも手術室と隣接して新たに6床増設され計12床になりました。血管造影室も2室に増築され、最新のFlat panel血管造影装置とSPECTを今年中に購入予定です。病院全体も旧棟の改築が順次進んでいます。昨年は手術数全体で500例、血管内手術は120例を超えました。40歳前後にestablished surgeonが4人在籍していますが、逆に若手は30代前半の専門医が一人と非専門医一人だけですし、今年は昨年を上回るペースで手術を施行しているため、手術症例については、若手医師にとって不足はないと思います。(血管障害以外にも、頭蓋底を含む脳腫瘍、MVD、脊椎疾患なども、医局で十分な教育を受けてきた術者が行っており、血管障害だけに偏らず、多岐にわたる症例は経験出来ると思います)救急車台数は約300~400台/月であり、救急初期対応の訓練も十分可能です。(2012年6月現在)

Paper 過去の発表論文

Morimoto M, Miyamoto S, Mizoguchi A, Kume N, Kita T, Hashimoto N: Mouse model of cerebral aneurysm: experimental induction by renal hypertension and local hemodynamic changes. Stroke. 2002 Jul;33(7):1911-5.

Morimoto M, Kume N, Miyamoto S, Ueno Y, Kataoka H, Minami M, Hayashida K, Hashimoto N, Kita T: Lysophosphatidylcholine induces early growth response factor-1 expression and activates the core promoter of PDGF-A chain in vascular endothelial cells. Arterioscler Thromb Vasc Biol. 2001 May;21(5):771-6.

Morimoto M, Iwama T, Hashimoto N, Kojima A, Hayashida K: Efficacy of direct revascularization in adult Moyamoya disease: haemodynamic evaluation by positron emission tomography. Acta Neurochir (Wien). 1999;141(4):377-84.

Lambrechts D, Storkebaum E, Morimoto M, Del-Favero J, Desmet F, Marklund SL, Wyns S, Thijs V, Andersson J, van Marion I, Al-Chalabi A, Bornes S, Musson R, Hansen V, Beckman L, Adolfsson R, Pall HS, Prats H, Vermeire S, Rutgeerts P, Katayama S,

はじめに

脳神経外科専門医は卒後 2年間の初期研修終了後、4年間の脳神経外科臨床研修プログラムを行った後、受験資格が与えられ筆記試験、面接試験を受けて認定される。脳神経外科専門医資格を得ることが、他の脳神経外科系 3つの学会の専門医資格を得る前提となる。

脳神経外科専門医資格が必要な3学会:日本脳卒中学会、日本脳神経血管内治療学会、日本脊髄外科学会

当科ではより専門性の高い脳神経外科医の育成を目指しているが、そのためには脳神経外科専門医取得は必須項目であり脳神経外科後期臨床プログラムも、専門医資格を取得するために十分な知識と技術を習得するためのプログラムである。

プログラム指導者

横浜新都市脳神経外科病院  院長・脳神経外科 森本 将史

研修期間

神経外科専門医受験資格に必要な6年間

プログラムの概要

初期研修で学んだ臨床の知識と技術を生かして、脳神経外科スタッフの指導の下、脳神経外科専門医資格を得るに足りる経験と実践を積む。当院では、脳血管障害、脳腫瘍、脳血管内治療、脊髄外科の診療体制をとっているが、専門医を習得するためには全ての領域に渡る知識が必要とされる。

後期研修1年次当院に入職の上、当院の脳神経外科病棟にて、指導医の指導の下主治医として研修して神経疾患の診断治療を学ぶ。

研修目標

I.一般目標

  • i. 初期臨床研修で得られた総合臨床の経験を基盤として、疾患に対するより専門的な理解、診療スキルおよびパフォーマンスを習得する。
  • ii. インフォームドコンセントを基盤とした患者中心型医療を進める事ができる。
  • iii. 初期研修医をサポートできる。
  • iv. 脳神経外科専門医を取得するための研修期間とする。具体的には、
    • 1. 患者の問診と神経学的所見を正しくとり、インフォームドコンセントに基づく診療が実践できる。
    • 2. 脳神経外科診療に関わる検査を行う。
    • 3. 脳神経外科疾患に対する基本的処置を行う。
    • 4. 脳神経外科診療に伴う救急処置を正しく行う。
    • 5. 指導医の下、担当患者を受け持ち、手術に参加して術前・術後管理を行う。
    • 6. 診療におけるリスクマネージメントを正しく実践できる。

II.行動目標下記に示す研修スケジュールを全て修了し、
且つ少なくとも達成目標Cまでの症例・検査・治療を経験する。

    1. 基本的な検査の指示および結果の解釈に習熟する。
    2. 神経所見のとりかたをマスターし神経解剖と神経局在診断を習得する。
    3. 神経疾患の検査法(腰椎穿刺、脳血管造影、脊椎造影など)を習得する。
    4. 基本的レントゲン写真(頭部、脊椎、胸部)の読影を習得する。
    5. 神経疾患の画像診断(CT、MRI、脳血管造影、SPECT、PETなど)の読影を習得する。
    6. 神経疾患における超音波診断を習得する。
    7. 脳波、神経誘発電位(SSEP、ABRなど)の電気生理的検査および解釈を習得する。
    8. 脳神経外科治療に必要な術前検査を習得する。
    9. 脳腫瘍の病理診断の基本を習得する。
    10. 下垂体腫瘍あるいは傍鞍部腫瘍における術前術後のホルモン検査法と周術期管理を習得する。
    11. 穿頭術、開頭術、経鼻的手術あるいは脊椎疾患の外科治療に必要な外科解剖を習得する。
    12. 指導医の管理下で脳神経外科領域の救急処置および鑑別診断、検査の進め方を実践し習得する。
    13. 指導医の管理下で穿頭術を実践し技術を習得する。
    14. 指導医の管理下で脳室ドレナージカテーテル留置を実践し技術を習得する。
    15. 指導医の管理下で脳室ドレナージや腰椎ドレナージなどの脳脊髄液カテーテルの管理を実践し習得する。
    16. 指導医の管理下で開頭術を実践し技術を習得する。
    17. 指導医の管理下で頭部外傷における創部処置および、硬膜外血腫、硬膜下血腫および脳内血腫の治療を実践し習得する。
    18. 指導医の管理下で脊椎手術を実践し習得する。
    19. 指導医の管理下で血管内治療を実践し技術を習得する。
    20. 術中のナビゲーションや術中電気生理学的モニターを実践し習得する。
    21. 創部観察と処置の基本を習得する。
    22. 脳神経外科領域における術後合併症と対策を習得し術後管理を実践する。
    23. 指導医の下で診療に関わるインフォームドコンセントにもとづく診療の進め方を習得する。
    24. 指導医の下で脳外科診療におけるリスクマネージメントの実践を習得する。
    25. 研究室で手術用顕微鏡を用いた練習で顕微鏡手術の基本を習得する。
    26. 人工呼吸器の適応と管理法を習得する。
    27. 脳神経外科地方会ないしは国内・国外での学会で症例報告または研究成果を発表する。
    28. 学会発表内容を論文にまとめて医学雑誌に投稿する。

III.経験すべき診断法、検査法、病態、疾患

経験すべき診断法、検査法、病態、疾患

  1. A. 主治医として経験する。独立して施行または判定できる。
  2. B. 指導医の下で経験する。指導医の下で施行または判定できる。
  3. C. 見学する。施行できず見学のみ。

〈検査法〉

  1. 神経学的所見……A
  2. 基本的血液検査、尿一般検査……A
  3. 視床下部―下垂体系ホルモン検査……A
  4. 頭部、脊椎X線……A
  5. 頭部脊椎CT、頭部脊椎MRI……A
  6. 脳波……A
  7. 電気生理学的検査……A
  8. 核医学検査……A
  9. 脳血造影検査……B
  10. 腰椎穿刺……A
  11. 脊髄造影検査……B

〈治療法〉

  1. 穿頭術……A
  2. シャント手術……B
  3. 開頭術……B
  4. 腰椎ドレナージ……A
  5. 頭蓋内血腫除去術……B
  6. 脳動脈瘤クリッピング……C
  7. 頚動脈血栓内膜剥離術……C
  8. 浅側頭動脈中大脳動脈吻合術……C
  9. 脳動静脈奇形摘出術……C
  10. 脳動脈瘤内塞栓術……C
  11. 頚動脈ステンティング……C
  12. 選択的脳血栓・塞栓溶解術……C
  13. 脳血管塞栓術……C
  14. 開頭脳腫瘍摘出術……C
  15. 脳腫瘍生険……B
  16. 経鼻的下垂体腫瘍摘出術……C
  17. 頭蓋底アプローチと再建術……C
  18. 頚椎前方固定術……C
  19. 拡大椎弓形成術……C
  20. 脊髄腫瘍摘出術……C
  21. 腰椎椎間板摘出術……C
  22. 頭蓋内微小血管減圧術……C
  23. 頭蓋内電極植込術……C

〈救急および周術期管理〉

  1. 血圧異常……A
  2. 呼吸障害……A
  3. 水分・電解質異常……A
  4. ショック……B
  5. ホルモン異常……B
  6. 人工呼吸器……B
  7. 頭部外傷……A
  8. 脊髄損傷……B
  9. 髄液漏……B

後期研修後の進路

  • 専門性を持った脳外科研修
  • 脳血管障害、脳腫瘍、血管内治療、脊椎・脊髄疾患など
  • 希望する勤務先への就職ないし開業
  • 希望により国内外への研究機関、臨床施設への留学

募集要項

応募資格 初期臨床研修を終了の医師
募集診療科 脳神経外科
募集人数 若干名
研修期間 原則3年間
待遇 後期研修医として採用(常勤医師に準じる)
年俸700万(初年度)
時間外、諸手当別途支給
各種社会保険加入
勤務 週5日勤務
制夏休み 5日間
有給休暇 有り
応募方法 履歴書、医師免許写しを下記までご郵送下さい。
面接試験のみ実施(合否は2週間以内に本人へ通知)