医療法人社団 明芳会 横浜新都市脳神経外科病院

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SCUでの治療実績

1. SCU入院患者数の推移(SCU病棟統計)

SCU入室患者数

  平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 平成27年 平成28年
男性 220人 245人 384人 399人 453 465人 470人
女性 178人 217人 251人 307人 367 434人 381人
合計 398人 462人 635人 706人 820人 899人 851人

SCU疾患別

  平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 平成27年 平成28年
脳梗塞 242人 287人 420人 492人 593 625 594人
脳出血 112人 118人 137人 137人 160 189 175人
クモ膜下出血 42人 46人 38人 48人 50 56 52人
その他 2人 11人 40人 29人 17 29 30人
合計 398人 462人 635人 706人 820人 899人 851人

SCU対象患者手術件数

  平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 平成27年 平成28年
穿頭脳室ドレナージ術 4件 6件 11件 17件 16件 25件 27件
減圧開頭術 4件 2件 3件 8件 2件 4件 6件
頭蓋内血腫除去術 23件 17件 15件 22件 45件 46件 34件
脳動脈瘤クリッピング 23件 23件 16件 15件 23件 27件 15件
脳血管内手術 9件 16件 17件 30件 18件 24件 30件
経皮的脳血管形成術   2件 2件 8件 12件 14件 11件
選択的脳血栓・塞栓溶解術       11件 5件 0件 0件
経皮的脳血栓回収術         16件 43件 50件
血管塞栓術       1件 1件 2件 4件
経皮的頸動脈ステント留置術       12件 18件 17件 15件
合計 63件 66件 64件 122件 156件 202件 192件

2. t-PAの使用状況

t-PA(アルテプラーゼ)とは、体の中にある血栓を溶かす物質の働きを強める薬です。これまでの脳梗塞の薬物治療では、血栓を溶かすのではなく、梗塞が広がるのを防ぐ薬しかありませんでした。しかし、t-PAは脳梗塞の原因となる血栓を溶かし、脳血流を早期に再開させる薬として米国で開発され、平成17年から日本でも使用されています。脳梗塞では脳血流をできるだけ早く再開させることが症状の回復へと繋がります。

米国の試験では、t-PAを投与した場合と投与しなかった場合を比較すると、投与した場合の方が3ヵ月後に日常生活に支障がない程度まで回復した方の割合が高くなっています。日本の試験においても米国と同じ程度の結果となっています。

t-PAは血栓を溶かす作用が強いため、一方で副作用として出血する危険性もあります。米国の試験では、t-PAを投与した時に脳出血を発現した割合は、投与しなかった時と比べて5.8%高くなり、日本でも同程度の割合となっています。当院では脳出血が疑われた場合には、すぐに検査をして必要があれば外科的処置も行える体制を整えています。

より安全にt-PAを使用するために、様々な使用基準が設けられています。まず、発症して3時間以内の患者様にのみ使用可能となっています。ですが、病院に到着してから投与するまで1時間位はかかるので、発症してから2時間以内に病院に到着する必要があります。その他に、非常に血圧の高い方、3ヶ月以内に脳梗塞を起こした方、過度に血糖値が高い、又は低い方などは投与することが出来ません。t-PAの使用にあたっては、様々な条件を満たし、医師と相談した上での投与となります。

t-PA実施件数

平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 平成27年 平成28年 合計
17件 25件 38件 65件 50件 49件 244件

※当院では、平成19年より実施しております。